いつものようにテレビで情報番組を見ながらおひるご飯を食べていたら、テロップで鳥山明さんの訃報が流れてきた。びっくりして、思考が一時停止。しばらくして涙が…。
芸能人や著名人の訃報を聞くと「ああ…」とその方の番組や作品を自分の思い出を重ね合わせ、悲しくはなるものの、泣いたりまではしない。涙が流れたのは初めてで自分でも驚いた。
「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」「ドラゴンクエストⅢ」。小学校の低学年から高校生までの学生時代もうそれはそれはワクワクしながらこれらの漫画を読み、ゲームに夢中になっていた。もうあんなに夢中になれることはないかもしれない。
社会人になり、もう長いことこれらの作品たちからは遠ざかっていたけど、訃報で無意識に涙がこぼれるほど大好きだったんだなあ、と改めて自分の中での作品の大きさに気づいた。
「Dr.スランプ」といえば、まだ小学1年生でアラレちゃんが好きすぎる私に、母がアラレちゃんのイラストが大きくプリントされたパジャマを買ってきてくれた。「おやすみ~♪」とごきげんで寝ようとした私に父が一言「おい、おまえそれAZAREちゃんって書いとるぞ w」。私「え?」
下を向いてパジャマの上着をのぞき込むと、アラレちゃんの顔にはそばかすが描かれているし、いわれてみればいつもとロゴの感じが違う「ええぇぇぇ…」 。昭和の商売人たちよ…子供たちが悲しむのでやめてあげてください。
鳥山明さんの作品で心にのこるもの
1.のりもの
鳥山明さんのキャラクターたちが乗る乗り物のデザインがかっこよくて大好きで、「乗れるものなら乗ってみたい!」「どうしたらこんなデザインが浮かぶのよ?この人の頭の中はどうなっているんだ…。」と中高生の私はずっと思っていた。特にこれは衝撃だった「な…なんだこれは!?」
バイクみたいだけど二足歩行。でも足元の爪のバランスとか後ろから突き出たマフラーとか、サスペンション?とか、現実に存在しそうな気がしてしまうところがすごい。
2.ESCAPE(短編マンガ作品)
この表紙の女の子がかっこいいし美人だし、ドキドキしながら読み進めたら…最後はぷっと笑える作品。ラストが鳥山明らしくて大好きで、5ページくらいの短いお話ですが何度も何度も読んだなぁ。
3.ドクターマシリト
まんがの裏側の方で世界一有名かも。ドクターマシリトの存在で大好きな漫画の裏側の世界をぐっと身近に感じ、それがまた鳥山明作品にひきこまれるきっかけになっていたような気がする。「ボツ」「ギャー!」のやり取りは何度出てきてもおもしろくて笑ってしまう。
数か月前にNews PicksのWeekly OCHIAIに鳥嶋さんが出ていらっしゃった時は「うわー--!まじで?まじで?本物なの??」ってかぶりつきで視聴してしまいました。
似すぎだと思う・・・